旺角(モンコック)、銅鑼湾(コーズウェイベイ)に引き続き、11月上旬に金鐘(アドミラリティ)で撮った写真です。
※訪れる際は最新のニュースや周辺の情報をチェックし、親中派や警察とのトラブルに巻きこまれないよう、自己責任でお願いします。
(追記)12月上旬に強制撤去が行われました。
香港デモの占領現場はすべて撤去されていますが、まだ戦いは続いています。撤去直後の情勢については下記の記事がわかりやすいです。
短期的には中国政府の完勝でも「終わりではない」香港デモ 立教大学准教授・倉田徹 | THE PAGE(ザ・ページ)
金鐘(アドミラリティ)
香港島、政府や金融関係のビルが立ち並ぶエリア。香港デモ、雨傘革命はここから始まりました。
日曜日、政府ビルの南側(海側)の公園の様子です。
何故か入り口に警察の方がいます(すんなり通れました)。
元々この辺りは週末になるとピクニックしている人が多く、遊んだり、寝たり、読書したりしています。テントが多いですが・・・。
ビルの下を抜けて大きな道路へ。
本来は交通量の多い道路ですが、すっかりテントだらけになっています。
昼も夜も落ち着かない旺角とは違い、のんびりお散歩している人が目立ちます。
さすが本拠地、規模が違います。
道路に下りました。 アンブレラ・マンと呼ばれるオブジェ(と、その前で記念写真を撮る女性)。 金鐘はアートが目立ちます。 こちらは通称、レノン・ウォール。 近くにジョン・レノンの言葉を書いたバナーが掲げられています。
メッセージを書いた付箋が大量に貼られています。 (また記念写真を撮っている人が・・・)
広東語、英語の他、色んな言語で書かれた付箋。日本語もあります。
獅子山(ライオンロック)の模型。九龍半島、香港市民の誇りとなる山です。
10月下旬、ここに「我要真普選」の巨大なバナーが下げられました。 すぐ撤去されてしまいましたが、このバナーは多くの人々を勇気付け、同デザインのステッカーやポスターがいたるところに貼られています。 ちなみに、この模型は1/144サイズです。山肌にガンダムが隠されているので、それに縮尺をあわせたのかと。 余談ですが香港ではガンダムの人気が高く、このエリアでも路上でガンプラ作ってる小学生を見かけました。 家族連れ、中年、若いカップル、色んな年齢層の人たちが歩いています。
中央分離帯を越えられるよう、手作りの階段が設置されています。
一人一枚どうぞ、のコーナーに例のコラージュ写真シールが(笑)
中央部は水や食べ物を配給するテント、自習用のテントなどありますが、殆どが写真禁止。 参加している学生の身を守るため、また勉強を邪魔しないためです。 もし行かれることがあったら”NO PHOTO”と書かれていないかどうかよく注意してください。 壊れた傘をつなぎ合わせて作られたアート。
個人のテントには名前やステッカー、各自の主張が貼られたりしています。 こちらはイラストがびっちり描かれたテント。
のこぎりで木材を切る男性。机などを作っています。
この方もそうですが、若者だけでなくシニア世代の方も「参加」している様子が各所で見られました。 広い道路の真ん中を歩きます。
外れの方はテントも殆ど無く、お散歩ゾーンと化しています。
物々しいバリケード。ユーモアは忘れず。 (私が何度も香港を訪れている理由のひとつが、彼らのたくましさ、ユーモア精神を楽しむことです。)
週末・昼間なのもあり、家族連れの姿が目立ちました。 自習テントでも小学生ぐらいの子が勉強していましたし、路上で絵を描いたり遊んでいる子供、テントでのんびり読書している家族もいました。
雰囲気だけみればかなり穏やかで、ここが世界中で報道されている大規模なデモの現場であるとは考えづらいでしょう。
この記事を書いている時点で旺角では強制撤去が行われ、警察がデモ参加者だけでなく無関係な通行人にも暴力を働いている動画、写真等が多く出ています。
状況は厳しいですし、今後色々なことがあると思いますが、香港の未来は明るくあってほしいと心から願っています。
おまけ
キタキタおやじとギップル。マニアックなキャラ選定。