海外スーツアクタードキュメンタリー”MEN IN SUITS”

ゴジラ…プレデター…ロビー・ザ・ロボット…大アマゾンの半魚人…これらは映画でもっとも伝統的なキャラクターたちである。しかし多くの人々はこれらのクリーチャーに命を与えた、見えない俳優たちのことを知らない。
(作品紹介より)

“MEN IN SUITS”いわゆる「中の人」を追った、アメリカのドキュメンタリー。
白黒時代から現代までのスーツアクトの歴史・代表的なアクターと関係者へのインタビューと、一人のアクターが最新作品でフィッティングから本番へ挑む様を追い、また多くの映画本編映像を使った見ごたえのある90分。

見えない、聞こえない、暑い、苦しい、危ない、外からも顔が見えないし、自分が何者なのかもわからなくなる・・・それでも自分たちは俳優なんだと強く語る人たちの姿。まず起源として数々のゴリラものを紹介。次に怪物、宇宙人、ロボット。ショーパフォーマンスでの演技、また子供番組における(リアルではない)キャラクターを演じる苦労も。

怪獣については、円谷英二さんの解説と、中島春雄さんのインタビューが収録されています。(ちゃんと当初はストップモーションを検討したこと、ゴジラ以外の作品についても語られています)
ジム・ヘンソン関連では、スウィータムやダーククリスタルのスケクシス、ラビリンスのホグルとルード、ゴーグ、ニンジャタートルズ(アニマトロニクスのメカニカルヘッド)、シド・ザ・サイエンスキッド(モーションキャプチャー)等が紹介されました。ビッグバードは顔出しのみ。またタートルズや恐竜家族でスーツアクターをしていたMichelan Sistiがインタビューに答えています。

技術の進歩と共に、細かい動きや表情が出せるスーツが作られ、そしてCGの台頭により出番が減っているが、生命を感じられるスーツでの演技を求める観客や製作者がいます。現在も、スーツにCGで効果をつけたり、モーションキャプチャーを使ったアニメーションなど、まだまだスーツアクターの役目はたくさんあります。

日本版DVDは発売されていませんが、オールリージョンなのでご家庭の環境で再生可能です。英語のみ・字幕もありませんが、数々の本編映像や俳優の素顔、造形物も出てきて十分見ごたえありますよ!

(12/10 追記)
特典のことを書き忘れていました。2011年にカリフォルニア州で開催されたMonsterpaloozaでのMEN IN SUITSパネル(本DVDに出演しているアクターが出演)、削除されたシーン、スチル集、本DVDや関連ドキュメンタリーの予告編、あわせて一時間程あります。MEN IN SUITSパネルには中島春雄さんと若狭新一さんが出席されてます。中島さんの話がある意味面白いです。通訳の方が困ってたりしてw

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